新成堂のブログ『生き生き健やか通信』

薬剤師として、被災地災害ボランティアでの経験①

こんにちは!
本町店 管理薬剤師の藤本純子です。

3月11日に発生した東日本大震災は、日本中にとって、ショッキングな出来事でした。
私個人にとっても、非常に感慨深い出来事でした。
知り合いのお母様が津波で命を亡くされたり、家や仕事場が流されてしまわれた方がいらしたりと・・・。

大震災の翌日からニュースを見るたび胸が痛く、「私には、何ができるか?」、「私が今、出来ることは何かないか?」と、常に自問していました。
そんな折、神奈川県薬剤師会より 『被災地での薬剤師ボランティア募集』 の知らせがありました。
「これだ!」と私は、すぐに応募させていただきました。

今回のボランティア派遣期間は、5月3~6日の4日間。
派遣先は、福島県郡山市の 『ビッグパレットふくしま』 という避難所でした。
職場の仲間たちが快く送り出してくれたおかげで、薬剤師ボランティアとして参加できました。

私が派遣された避難所は、神奈川県でいうパシフィコ横浜のような所。
現在、福島原発での被災者が、1,500名ほど避難されている福島県最大の避難所でした。
避難所には、診療所がありました。
そこの医療チームのメンバーは、避難所近隣病院のDr.をはじめ、ボランティアの看護士・保健士・薬剤師・医療事務、常駐されている救急隊のみなさん。
そして広島から病院の持ち回りで来られているチーム、千葉県から月に二度いらしている整形外科医。
ご自身も被災されたDr.のみなさんもボランティアとして活躍されていました。

私たち神奈川県からは、1班薬剤師4名で参加しました。
2つの避難所に分かれました。
そこでの私たち薬剤師の仕事は、主に2つ。
診療所での調剤と避難者の方たちの1日2回の見回りによる服薬指導・管理、健康管理です。
私は、調剤に携わりました。

そこでは、薬剤師としての実力(知識と応用力)が問われます。
診療所にある薬は限られていて、各Dr.たちは専門外の診察もされています。
私たち薬剤師の重要な仕事は、診察をスムーズにするための動きと提案。

「患者さんとDrの会話」を片耳で聞きながら、在庫としてある薬の中から処方薬を提案。
薬の残数からあと何名に処方可能か、またその代替薬としては何かを正確に伝えること。
そして慢性疾患の患者さんが飲まれている薬の代替薬をDrに提案すること等、etc・・・。

私は、在庫管理と棚卸、薬の場所の把握の重要性を痛感しました。
これから現地にボランティアで行かれる薬剤師のみなさんには、面倒でも是非「棚卸をしてください」とお伝えしたいと思います。
避難所では、薬剤師が求められること・貢献できることは、まだまだあると思います。

次回は、避難所の様子からの気付きや私の想いをお伝えいたします。